経済調査会が発刊している「工事歩掛要覧」では、標準歩掛(積上積算方式)「場所打杭工(全回転式オールケーシング工)」を掲載しています。これは、国土交通省「土木工事標準積算基準書」に準拠したものであり、国土交通省をはじめ都道府県政令市などの各発注機関で工事費算出(積算)に使用されています。
本動画では、「場所打杭工(全回転式オールケーシング工)」の概要、施工方法を解説します。
■動画の内容
①場所打杭工(全回転式オールケーシング工)の概要
場所打杭工(全回転式オールケーシング工)の概要を解説します。
②施工手順
施工手順をアニメーションを用いてわかりやすく解説します。
CPD動画では、「③積算方法・積算上の留意点」「④施工上の留意点」も収録されていますので、是非ご覧ください。
■場所打杭工(全回転式オールケーシング工)とは
場所打杭工法とは、工事現場で組んだ円筒状の鉄筋を、掘削した地盤の中に入れて、その後コンクリートを穴の中に流し込んで固めて杭を作り上げる工法です。
全回転式オールケーシング工法は、ケーシングチューブを建て込み、ケーシングチューブを押込みながらハンマグラブによって土砂および岩塊の搬出を行います。その後、鉄筋建込を行い、トレミー管によりコンクリートを打設しながらケーシングチューブを引抜くことによって杭を施工します。
■標準歩掛(積上積算方式)とは
積上積算方式は、材料、労務、機械などの単価に数量を乗じて、直接工事費を算出する積算方式です。標準歩掛では、これらの規格や数量などが定められています。
■関連する当会発刊書籍
工事歩掛要覧 【標準歩掛が掲載されています】
月刊 積算資料 【燃料など材料単価が掲載されています】