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>再生テスト動画はこちら本動画では、以下の工種について、工種概要、施工方法、積算方法などを解説します。
■動画の内容
①スラリー撹拌工【標準歩掛】
②高圧噴射撹拌工【標準歩掛】
③中層混合処理工【標準歩掛】
工種 |
概要 |
施工手順 |
積算方法・ 積算上の留意点 |
施工上の 留意点 |
①スラリー撹拌工 |
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②高圧噴射撹拌工 |
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○ |
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③中層混合処理工 |
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概要:工種の概要を解説します。
施工手順:施工手順をアニメーションを用いてわかりやすく解説します。
積算方法・積算上の留意点:予定価格の設定における積算方法や積算上の留意点を解説します。
施工上の留意点:施工における留意点を解説します。
■スラリー撹拌工とは
スラリー撹拌工とは、軟弱地盤処理を行う工法の1つで軟弱な地盤中にセメント及び石灰系固化材をスラリー状で圧送・注入し、撹拌翼で原地盤と撹拌・ 混合することにより均一な混合処理改良体(コラム)を造成する工法です。
スラリー撹拌工は、軟弱地盤における沈下・すべり破壊防止、支持力の増加、液状化防止といった課題に対して有効で、砂質土や粘性土等の軟弱地盤に適した工法です。次のようなメリットがあります。
1.杭工法等と比べて作業効率が良い
2.杭工法等と比べて低騒音・低振動
3.地盤そのものを改良可能
4.様々な現場で適用可能(道路・河川・海岸など)
■高圧噴射撹拌工とは
高圧噴射撹拌工とは、ロッド先端に取り付けられたノズルから高圧で噴射される固化材等で地盤を切削し、同時に切削された軟弱土と固化材を原位置で混合し、円柱状の固結体を造成する工法です。地盤の安定化、沈下低減、変形抑止、液状化防止などを目的としています。
施工方式は、単管方式・二重管方式・三重管方式があり、噴射メカニズム、使用機械、噴射圧力などがそれぞれ異なります。
他の軟弱地盤処理工と比べて機械設備が小型のため、狭隘な箇所・既設構造物の近傍や直下の場所での施工が可能である事や、適用土質範囲が広く硬化材を使い分ける事で様々な強度での改良が可能である事、低振動・低騒音である等のメリットを有しています。
■中層混合処理工とは
中層混合処理工とは、軟弱地盤処理を行う工法の1つでトレンチャ式撹拌混合機にて、原地盤とセメント系固化材を撹拌・混合する事で均質な改良体を造成する工法です。
改良深度2~13mの中層施工に用いられ、次のようなメリットがあります。
1.互層地盤であっても均質な改良体の造成が可能
2.鉛直方向、水平方向ともに連続した改良体の造成が可能
3.狭隘な場所や上空制限下でも施工が可能
4.低変位であり、構造物などに近接した施工が可能
5.盛り上がり土の品質は、改良体と同等であり、有効活用が可能
6.機械性能・機動性に優れ、安全かつ効率的な施工が可能
■標準歩掛(積上積算方式)とは
積上積算方式は、材料、労務、機械などの単価に数量を乗じて、直接工事費を算出する積算方式です。標準歩掛では、これらの規格や数量などが定められています。
経済調査会が発刊している「工事歩掛要覧」では、標準歩掛(積上積算方式)を掲載しています。これは、国土交通省「土木工事標準積算基準書」に準拠したものであり、国土交通省をはじめ都道府県政令市などの各発注機関で工事費算出(積算)に使用されています。
■関連する当会発刊書籍
工事歩掛要覧 【標準歩掛が掲載されています】
月刊 積算資料 【燃料など材料単価が掲載されています】
■出典
令和6年度版工事歩掛要覧
令和7年3月土木工事共通仕様書(案)
令和7年3月土木工事施工管理基準(案)